吃音者が就活をするためにやるべきこと

吃音を持っていると就活で苦労することは多いでしょう。ある程度学歴がある方で書類審査がいくらでも通るのに、そのあとの面接で全て落とされてしまったという方もいます。

吃音に対する理解の無い心ない面接官だと、コミュニケーション能力が無いとばっさり切ってくる場合もあります。吃音とコミュニケーション能力は全くの別物です。正直、吃音持ちというだけで面接を落とすのは機会損失でしかありません。その面接官の人を見る能力がなかっただけの話です。

残念なことに、世の面接官はほとんど吃音についての知識を持っていません。ですから、自分からはじめに吃音であると伝えることが大切です。

他にも吃音を持つ人が就職においてやっておいたほうが良いこと、やるべきことがあるのでまとめてみました。

吃音を持つ人が就活でやったほうが良いこと、やるべきこと

友達と話す時には全くどもらないのに、面接などの場になるとどもってしまうのは本当に辛いです。別に緊張している訳でもないのに本来の自分を出せないのは悔しいです。

吃音は克服するというよりも受け入れることが大切です。吃音である自分を受け入れることで自然と治っていくものなのです。

しかし、直近で面接を控えている人に吃音を改善するというのは急な話です。

そこで、吃音を持ちながらでも就職を少しでも有利にする方法をご紹介します。

1. 面接官に自分が吃音であることを最初に伝える

面接官に吃音を伝えていない状態でどもると、緊張して言葉がでないのか、吃音によるものなのか区別がつきません。

はじめに自分が吃音持ちであることを明確にしておくことが、面接官の理解も得られ、自分の心も楽になります。

2. 吃音でもできることを明確にする

先ほど面接官に吃音であることを伝えると書きましたが、伝え方に気をつけてください。

面接官は基本的に冷たいです。あなたを全面的に受け入れてくれるわけではありません。

ただ自分が吃音ですと伝えても、「だから何?」「吃音だから受け入れて欲しいってこと?」としか思いません。

吃音を持っているけれど、だからこそ○○ができるようになった、○○ができる、そしてそれが会社にとって××というメリットがあるという風に伝えてください。

もしくは、吃音を持っていて○○ということは苦手だが、その代わりに××は非常に得意です、というように伝える方法でも良いです。

面接ではできないことをアピールするのではなく、何ができるかをアピールしなければなりません。

初めは難しいと思いますが、友達に自分の長所を聞くなどして、ちょっとずつ説得力のある説明を作り上げていってください。

最後に

ここまで吃音持ちが就活においてやるべきこと、やったほうがよいことを解説してきました。

吃音を持っているのは何もあなたの責任ではありません。吃音を理解できない企業には入る必要はありません。

ただし、吃音を治すことを諦める必要もありません。吃音は正しい方法をしればきっと改善します。

心に余裕ができたら吃音の治療をぜひ考えてみてください。

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